まちの魅力を掘り起こし形にする、上富田の“人”にフォーカスしたストーリーブック制作プロジェクト

上富田町観光協会

上富田町

ホストの紹介

上富田町観光協会は、2025年4月に新ビジョン「人が観光資源のかみとんだ」を掲げ、地域に暮らす“人”の生業や営みを観光の中心に据えた取り組みを進めています。地域の事業者や住民との出会いから生まれるストーリーを掘り起こし、それらにまつわる体験コンテンツを造成しながら、「また来たい」「また会いたい」と思ってもらえる関係人口づくりを目指しています。
また、取り組みに際して、地域で活躍する7名の事業者に焦点を当て、彼らを「神セブン」と名付けました。
2025年度は、彼らの魅力や価値観、生き方を通して上富田町の新しい魅力を伝えるコンテンツ造成に挑戦し、神セブンを中心とした“人の生業に触れる体験コンテンツ”の造成、ツアー受入れ、販路開拓を進め、協会の新たな主力商品化に向けて動いています。
さらには、観光消費だけにとどまらず、地域のファンを増やす活動を通じて、地産品の購入や関係人口の創出、地域産業の担い手確保など、持続可能な地域価値の向上をめざし、上富田町観光協会は「人を中心にした新しい観光づくり」に挑戦し続けています。

プラン概要

【上富田町観光協会とは?】
上富田町観光協会は、2025年4月から新たなビジョン「人が観光資源のかみとんだ」を掲げ、地域に暮らす人の“生業”や“営み”を観光の中心価値として位置づけた取り組みを進めています。観光資源そのものではなく、地域で生きる“人”と、その背景にある“ストーリー”を体験価値として磨き上げることで、観光地でもある田辺市・白浜町との差別化を図り、既存観光に新たな価値を加えることを目標としています。
また、観光協会では、地域の人や産業との出会い・交流を通じて、「また来たい」「また会いたい」と思える関係性づくりにつながる体験機会を提供したいと考えています。こうした体験は、観光消費だけにとどまらず、地域のファンを増やす活動を通して、地産品の購入、関係人口の増加、さらには後継者不足の解消など、将来にわたる持続的な地域価値の向上を目指しています。

今年はその一環として、モデル事業者7名を対象に、彼らの仕事や価値観、生業に触れる“人”体験コンテンツを新たに造成しました。現在は、販売に向けたコンテンツ開発、ツアー受け入れ、販路開拓を進めており、上富田ならではの唯一無二の体験価値づくりに取り組んでいます。

【”何もない街”なんて言わせない。人の力で観光地へ】
上富田町観光協会は、長年にわたり「どうすれば観光の光を当てられるのか」と悩み続け、地域の多様な人々の知恵や力を借りながら、試行錯誤を重ねてきました。しかし、これまで町は、近隣の田辺市・白浜町へ向かう“通過点”として扱われ、訪れてもらう機会がほとんどない状況が続いていました。
その現状を変えるため、今年から若手理事が参画し、観光協会の体制そのものを刷新する取り組みが始まっています。さらに、20代の地域おこし協力隊も4月に着任し、観光コンテンツの造成に加え、地域の活動や日常の営みに深く入り込みながら、地域の魅力を掘り起こす役割も担っています。

小さな組織だからこそ、一人ひとりが大きな責任を持ち、地域とともに未来を変えようと粉骨砕身で挑戦中です。上富田町を「通過点」から「会いに行きたい町」へと変えていく。私たちは今まさに、転換期に立っています。

【このプロジェクトで取り組んでほしいこと】
このプロジェクトでは、上富田観光協会の新ビジョン「人が観光資源のかみとんだ」を軸に、地域に暮らす人や産業、生業の魅力を見つけ出し、外からの視点で編集することに挑戦していただきたいと思っています。上富田町には、日々の暮らしの中で生き生きと働き、地域を支えている多くの“人”の物語があります。さらには、100年先の地域の未来を思い描きながら、まちづくりに挑戦しているカッコいい大人たちがたくさんいます。

インターン生には、観光協会事務局の“右腕”として事務局員と伴走しながら、こうした地域の魅力やストーリーを丁寧に掘り起こし、見て・聞いて・感じたことをわかりやすく整理し、未来へつなぐ観光価値として可視化する役割を担っていただきたいと考えています。地域の人の思いや仕事の背景に触れながら、新しい「上富田町らしさ」を形にしていくことが、このプロジェクトの大きなミッションです。
具体的には、地域の方への取材をはじめ、現地での街歩きや店・事業者との対話、写真撮影、情報整理などを行い、上富田の魅力をまとめた紹介マップ・観光冊子づくり、SNS開設・発信、神セブンのコンテンツ整理などを実際に形にしていただきます。観光協会の現場を支えながら、地域の人と一緒に手を動かしていく実践的な右腕的ポジションです。

このプロジェクトで大切にしてほしいことは、「地域に入り込むこと」「人とつながること」「上富田の魅力を第三者の視点で再編集すること」の3点です。
一つひとつの出会いを大切にしながら、まだ誰も形にしていない上富田の魅力を、新しい観光のかたちとしてあなたの手で届けてみませんか。

【こんな人におすすめ!】
・地域の暮らしや文化、産業に興味を持ち、積極的に学ぼうとする人
・取材・編集・発信を通して、自分の考えや観察を伝える力を身につけたい人
・失敗を重ね、そこから成功へのヒントを探せる人
・主体的に考え、自ら行動に起こせる人
・様々な人とコミュニケーションを取ることが好きな人
・この春周囲の学生とは一味違う経験をしたい人
・デザイン経験/取材経験がない人でも大歓迎!

【学べること】
・実際に地域に入り、暮らし・生業・価値観に触れながら取材や対話を行うリアルな体験
・ネットでは出てこない現地の魅力・課題・ストーリーを自ら発見し、整理・編集するスキル
・取材した内容を文章やデザインに起こす力
・正解のない問いに向き合い、対話を通して課題解決に取り組む経験
・地域の人や産業のリアルな姿に触れ、働くことの意義を体感する
・チームでの活動を通して、協働力やコミュニケーション力を高める
・観光協会の事務局と協働し、地域プロジェクトを動かす実践力
・自分の視点で地域の魅力を発信し、プレゼンや表現力を身につける
・観光やまちづくりに関する実践的な知識や感覚を得る
・将来のキャリアや進路を考える上での視野を広げる

受入上限人数:2名(残り:2名)

催行期間

2026年02月23日〜2026年03月27日

スケジュール

【1週目:地域理解・リサーチ】 ・まち歩きや現地視察を通して、上富田町の歴史・文化・暮らしの背景を学ぶ
・観光協会の事務局員とともに、今回のキーパーソン「神セブン」7名の概要をインプットし、地域全体を理解する
【2週目:神セブン訪問・深掘りインタビュー】 ・神セブンを1人ずつ訪問し、仕事・価値観・人生観を丁寧に取材する
・取材メモを整理し、ストーリーポイントや魅力の核を抽出する
・観光マップや冊子の方向性を話し合い、構成案を練る
【3週目:マップ・冊子の企画設計・編集作業】 ・取材内容をもとに、観光マップ・PR冊子のデザインラフを作成する
・文章構成、ストーリー編集、ページ構成、写真・素材選定などの編集作業を行う。
【4週目:制作期間(デザイン・ブラッシュアップ)】 ・レイアウト調整、写真加工、キャッチコピー作成などの細部をブラッシュアップ
・観光協会スタッフや神セブンからのフィードバックを受け、より伝わる形に磨き上げる
【5週目: 最終仕上げ・成果発表会】 ・マップ・冊子を最終版に仕上げ、印刷入稿する
・印刷物を関係者へ配布する
・地域関係者に向けた成果発表会を実施し、制作物の意図や工夫、学んだことをプレゼンする

詳細情報

お返し 宿泊場所を確保しています。また時々、昼食・夕食はご一緒しましょう!
集合場所 紀伊田辺駅または白浜駅、南紀白浜空港
送迎 あり
宿泊場所 あり
インターンハウス「トウザン荘」
(〒646-0032 和歌山県田辺市下屋敷町74)
食事 朝食:なし  昼食:なし  夕食:なし
服装・持ち物 ------

■ 体験前にココが聞きたい!

上富田町観光協会さんに事前質問
会員登録をすると、事前に簡単な質問をすることができます(無料)。
体験期間:35日間(締切:2026年02月01日)
受入上限人数:2名(残り:2名)

催行期間

2026年02月23日〜2026年03月27日

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