田辺市の上芳養(かみはや)日向地区で新しい農業のスタイルを目指し活動をしています。上芳養地区の人口は約1,500人。主な産業は農業で、紀州南高梅とみかんなどの柑橘類が主力産業です。
そんな地域で実家のみかん農家を継いだ代表の岡本は、「自分で作ったみかんには、自分で値段をつけて売りたい」との思いから、農作業の合間を縫って、自ら道の駅などへ営業し、独自の販路を拡大してきました。
みかんの販売量が増えたため、他のみかん農家にも声をかけようと改めて地域を見てみると、せっかく苦労して育てた農作物が鹿やイノシシに食べられてしまう獣害問題の深刻さに気付かされました。そこで、農作物を守るために若手農家で立ち上げた狩猟チームが、日向屋のはじまりです。
チームを結成し、農家全員が狩猟免許を取得し、野生鳥獣の捕獲に取り組んだ結果、年間120頭程度を捕獲。地区内の獣害問題を減らすことに成功しました。また、捕獲した鹿やイノシシを地域資源として活用するため、ジビエ加工施設を誘致するなど、地域の課題を解決することを仕事にしています。
現在は、狩猟やジビエの活用の他にも、高齢の農家さんから農作業代行を受託したり、地域資源を活かしたグリーンツーリズムの企画をしたりと、地域課題を解決するため、活動の幅を広げています。
もともと、サービス業を経験していた岡本代表は、農業を始めた当初、人と会わないことがストレスでした。しかし、地域の課題を解決し、人との繋がりを作る新しい農業を発信することで「自分に合った農業のかたち」を見つけています。
主に冬はみかんの収穫、初夏には梅の収穫体験ができます。
日向屋では農作業だけでなく、地区で収穫されたみかんの商品開発も行っているため、営業、販促なども含めた様々な仕事に触れることができます。
また、希望があれば朝には獣害対策で仕掛けたワナを見にいき、動物がかかっていたら止めさし(※トドメを刺す作業)から血抜き、解体までの見学が可能。
ジビエは臭みが強いという印象を持つ人も多いですが、止めさし、血抜きによってお肉の質が変わるため、繊細な技術を持つプロが行うことで食べやすいお肉になります。
地域の問題解決をするために活動する日向屋の仕事に触れることで、その土地で暮らす雰囲気がつかめると共に、命をいただくことのありがたみ、農作物を守る活動の重要さを学ぶことができるはずです。
1日目(13:00~17:00) | 1.ごあいさつ、やりたいことや目的の確認 2.日向屋の仕事の説明/見学 3.仕事のお手伝い ・農作業 ・農産物加工 ※日々の仕事によって変更があります。 |
2日目(9:00~17:00) | 1.仕事の見学 ・獣害駆除 2.仕事のお手伝い ・農作業 ・農産物加工 |
3日目(9:00~15:00) | 1.仕事のお手伝い ・農作業 ・農産物加工 2.最後のまとめ ・体験の感想、質疑応答 |
お返し | 収穫した農作物(みかん、梅など) |
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集合場所 | JR紀伊田辺、南部駅または南紀白浜空港 |
送迎 | あり |
宿泊場所 |
あり
エアコン付きの加工品倉庫で寝泊まりは可能です。 (ただし、寝袋はご持参ください) お風呂は、近くの銭湯や温泉へお願いします。 |
食事 | 朝食:なし 昼食:なし 夕食:なし |
服装・持ち物 | 動きやすく汚れても良い服装と靴、軍手などの手袋、帽子、雨天の場合はカッパと長靴 |
3日間、日向屋で働くみなさんが快く仲間に入れて下さり、一緒に作業できたことがとても嬉しかったです!
農作業から加工、販売まで全ての業務をされていて、日々異なる作業の一部を体験できる貴重な機会でした。
みかん、梅、ジビエ、に各1日ずつ携わり、私が興味を持ったジビエの解体や罠の見回りにも連れて行って下さりました。
どのような想いで、TEAM HINATAがあるのか、代表達の熱意や今後の展望など沢山お話できたことが1番印象に残っています。
この3日間だけで終わらず、再び活動できることを楽しみにしています!
本当にありがとうございました。
みかんの摘果作業と梅干を返す作業のお手伝い、獣害対策(くくり罠の設置、猪の捕獲→解体)の見学をさせて頂きました。農業をするにあたって獣害問題は避けて通れない課題であり、狩猟の現場を実際に見せて頂いたのはとてもいい経験になりました。日向屋のメンバーとの夕食やボウリング大会もあり、あっという間で楽しい3日間でした。良い思い出をありがとうございます!
株式会社たがみ
Natsumi Chatsumi
(株)紅梅園
andLand株式会社(アンドランド)
株式会社たがみ
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(株)紅梅園
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